ラチェットレンチ

ラチェットレンチ

2019年から徐々にモデルチェンジを行い、2022年にシリーズが完全リニューアルされました。
根底に流れるDNAは変わらず、DIN/ISO規格を大幅に上回る 強さの目安となるピークトルク(静荷重)と耐久性の目安となる繰返負荷(動的負荷)と、力が掛けやすく滑りを抑制した樹脂グリップがさらに進化しています。
耐久性における唯一の弱点であったラチェット切替レバーも破損/脱落を防ぐべく、パウル保持の内部パーツと一体化されています。
軽く加工性に優れたクロームバナジウム鋼を鍛え、成形して精度の根幹をなす鍛造。
強度と粘りを両立するための焼入れ~焼戻し、滑りを抑制する樹脂グリップや梨地処理。
コンビネーションレンチ同様の拘りのもと、全てドイツの自社工場で生産されています。

先ずはラチェットハンドルの生産工程をご紹介します。
母材型抜き→鍛造→型抜き→外周研削→焼入/焼戻し→サンドブラスト(仕上)→ニッケルクロームメッキ→ラチェット組立→ハンドル取付 がおおよその工程です。

【高トルク/高耐久性へのこだわり】
HAZETが考える人間工学=限界トルクに達した際に衝撃を伴って破損/破断し作業者の安全を脅かさない、という思想のもと設計されています。
また、プロユースでトルクフルに長く使えることも大きな拘りです。 
特にモデルチェンジでラインナップに追加されたHPシリーズは、HAZETの思想を高いレベルで実現したハイエンドモデルです。
ソケットに接続されるスクエアドライブからダイレクトに荷重を受けるラチェットホイール(外歯歯車)はHAZETの設定したピークトルクに耐え得る外径と面圧を分散する90ギヤ構造です。
それを十分受け止めるボディーはヘッドの厚みやハンドルの太さなど強度に重きを置いたバランスの最適解となっています。

もっとスリムに、もっと薄く、といったニーズはもちろんHAZETも理解していますが、デザインや使い勝手を優先し耐久性において社内規格を下回る商品を作ることはありません。 
HAZET流の人間工学的思想のもと、プロユースで長く使っていただけるものを提供しています。

 

 

【グリップ/梨地仕上げ】
梨地仕上げのボディーにブラック/HAZETブルーの樹脂グリップが見た目における最大の特徴であり、実用性への拘りです。

樹脂グリップの適度な太さと滑り止め凹凸加工により、作業時のグリップ力を最大限にサポートし、ボディーの梨地により光の反射を防止します。

 

【軽快なギアフィーリング】
頑丈な造りと高耐久性から重々しいフィーリングと思われがちですが、送り操作時の軽快なフィーリングは特筆ものです。
操作性に優れ、音でも魅了してくれる、魅力的な工具です。
是非動画でフィーリングをお確かめください。

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